エスパースII
特殊な構造による美シルエット

エスパース�Uは、着脱可能なジョイントバックルで連結されたアウターシェルとインナーシェルにより構成されています。ポールはアウターシェル内側のコネクテッド・ポールスリーブにセットします。アウターシェルにポールを通し入れ、立ち起こすことにより、同時にインナーシェルが内部に吊るされるように立ち上がります。このシステムにより設営時間が大幅に短縮され、特に悪天候下での設営に有効です。

またポールがアウターシェル内側にセットされるため、ポールの弾性によりアウターシェルを押し広げる構造になり、従来にない高い剛性を実現。耐風性が著しく向上しています。

インナーシェルの入口にはクイックエントランス方式を採用。大きく逆L字型に開く入口はスムーズに出入りができます。また同じ構造で逆U字型の後部サブエントランスともに、テント室内から内側のファスナーを開けるだけで防虫ネットとなりますから、テント室内の温度調整や換気が容易です。

インナーシェルとアウターシェルには連動するベンチレーターがパネル上部の前後2ケ所に設けられています。開口部の調整はテント室内から簡単にでき、またアウターシェルのベンチレーター外枠には特殊な芯が内蔵されていますから、雨や雪などでつぶれにくく換気がスムーズに行われます。

ポール受けはアジャスター式になっていて、アウターシェルの張りの強さが容易に調節できます。設営の際はアジャスターバックルを緩めればポールを無理なくセットでき、ポールを外す際も簡単にできます。またもう一つのバックルはインナーの（グランドシートの）四隅のテープを固定し、グランドシートの張りの強さを調整するものです。

前・後室のできるアウターシェル

アウターシェルの裾、前後中央部をペグダウンすることにより、インナーシェルの入口、また後部サブエントランスとの間に前・後室となるスペース（張り出し約50cm）が確保されます。入口、後部サブエントランスともファスナー開閉式です。アウターシェルは中央部から直接とれる張り綱により耐風性を高めています。